引っ越しました。
それまで5年間住んでいた部屋は6畳と4.5畳の2Kで、4.5畳の部屋に漫画を詰め込み生活してましたが、
本棚が足りず、雑誌にコミックスに圧迫されてしまい堪らず引っ越すことに。通勤時間はあまり変えず、部屋の広さを求めた結果、6畳6畳の2DK。
しばらくは快適に暮らせるんじゃないでしょうかどうでしょうか。
コミケ明けの方がゆっくり引っ越しできたかもですが、週末を潰されると年末に向けての活動に遅れを招く危険性があるため、早めに動いた結果です。でもまぁコミケ直前までかかるとは思ってもいませんでしたが。(遠い目
そんなこんなでだいたい落ち着いたので、
「大量の本(漫画)を持つ人にとって役立つかもしれない引っ越し体験記」というあまり多くはないであろう、けれども少なからずあるかもしれない需要に向けて記事でも書いてみようかと。
■目次
01.引っ越しスペック
02.本棚について
03.スケジュール
04.本のダンボール詰め
05.ダンボールの積み方
06.引っ越し業者
07.不要品廃棄
08.コスト
09.まとめ
10.余談
■引っ越しスペック
31歳男性独身。年収…じゃなくて。どんな感じの荷物で引っ越しをしたか。
コミックス | 1万冊。超えている、と思うが実際に数えていない。 |
雑誌 | およそ7年分。コミックエール!とかまるまる残ってる。 アワーズなどは単行本化が普通にされるので廃棄。4コマ誌や単行本未収録の多い雑誌は残した。 |
冷蔵庫 | 一番の大物家電。それでも一人暮らし用なので高さ1m程度の小さいやつ |
デスクトップPC | 2台。 |
PCモニタ | 14インチ1台、24インチ1台。ちなみに前者は10年モノ |
DVD/BD/CD/ゲームディスク | なんだかなんだでダンボール3箱と収納ケースがいくつか |
ゲーム機 | PS3/PS2/Xbox360、フライトスティック3台。フライトスティックは癒やし。 |
その他 | 衣類ケース、こたつ机、食器、衣類、スチールラック(分解済み)、など |
引っ越し荷物の体積のうち、
コミックス・雑誌が7割です。
■本棚について
それまで使用していた本棚は、ニトリの木製のもの。
カラーボックス(MCB-17560 NA)これは幅60cmですが、以前は幅120cmのものがあったのです。今は廃番になっています。
その廃番になった120cmが3つと、60cmが1つで使用していましたが、本の重量に耐え切れず棚板が歪んでいることと、1つ当たり35kgと重量級であるため移設が大変ということで、この機会に一新することにしました。
幅120cmが廃番なのも棚板がゆがみやすいから幅が短いもののみになったんじゃないかという邪推。
新調した本棚は
フランさんご推薦のこちら。
簡単組立!クールラック(大)(15kg/段)(高さ180cm)(IVアイボリー)その名の通り組み立てが工具も要らず15分足らずで組み上がっちゃいますし、本体の重さも19kgで、ニトリの物に比べて格段に移動も楽でした。
ちなみに7台買いました。もう2台くらい追加したいくらい。
■スケジュール
7月13日 部屋内覧・決定
7月19日 けいやく
〜引越し準備〜
7月26日
引っ越し第一弾 〜この間本のダンボール詰め〜
8月10日
引っ越し第二弾8月11日 不要品廃棄
8月14日 コミケ
8月20日 退去立会い
8月23日 実家帰省
8月31日 コミティア
タイムラインはこんな感じ。
このバタバタっぷりはなんだかもう。余裕なんて無い。
引っ越しを2段階としたのは、一度に運ぶには量が多過ぎ、そもそも本を荷詰めして置いておくスペースが旧居にはないため、まず
先に生活用品を引っ越し、新居で生活しながら旧居の本を荷詰めしていこうという魂胆。あとはまあ大事な大事な本を引越し業者にぞんざいに箱詰めされるのはかなわんので、自分でやりたかったのです。こういうことをする方はそう多くはないでしょうが、少なくもないのではと思います。引越し業者さんに本の荷詰めもお願いしてしまうのが一般的だとは思いますよ、ええ。開梱もやってもらうよう依頼してしまえばもう楽勝ですね。課金スタイルバンザイ。私は自分でやりたいのでそこに課金はしませんでしたが。
7月26日の第一段階の生活用品引っ越しはレンタカーを借り、たまたま出張で東京に来ていた@sweetpotat14さんを引っ張り込み、新居と旧居を2往復して荷運びしました。芋さんその節はありがとうございました。
ちなみにこの日、新居の近くで花火大会があり時間帯に寄っては道路封鎖されてからの渋滞に巻き込まれる危機もありましたが、うまくそのタイミングをハズして運び込み、結果花火そのものも見ることが出来ませんでしたというのは余談。
■本のダンボール詰め
クロネコヤマトの
クロネコボックス10号がB6サイズのコミックスやB5サイズの同人誌・雑誌を詰めるのに最適。単価は少し張りますが、箱がしっかりしている点、繰り返し使える点、電話で頼むと無料で届けてくれる点で便利です。普段使いの収納にもオススメ。
包装資材案内(個人のお客様) | ヤマト運輸4コマコミックスでは一般的な、A5サイズを詰める場合、クロネコボックス12号でも良いのですが、12号はA3サイズなのでA5サイズコミックスを平積みで4面詰めれます。そうすると
一箱あたりが非常に重くなります。持ち上げるのに苦労するのでオススメしません。若いころならまだしも三十路の体には厳しいのです。
なのでA4サイズのダンボールを、となるのですが、クロネコヤマトでは扱いが無いため、こちらで注文しました。
A4ぴったり縦長ダンボール箱−宅配100サイズ | アースダンボールこちらのダンボールは単価が安いですが、強度がクロネコボックスには及ばず柔らかいため、使い捨てるつもりで利用したほうが良さそうです。サービスとしては午前中に注文で当日発送してくれる点が良いですね。
結論から言いますと、
本のダンボール詰めに32時間かかりました。8月2日に詰め作業開始し、徹夜で行って、ダンボールがなくなって一旦終了。
追加でダンボールを注文し、翌週8月9日に10時間かけてようやく全て詰め切ることが出来ました。
■ダンボールの積み方
実は昔、教科書を販売する本屋に務めていたことがあり、そこで大量の本を扱う際のノウハウは学びました。
しっかり詰まっていて、フォーマットの揃った箱がたくさんある場合に安定して積み重ねられる積み方があります。
4本積み、5本積み、6本積み…互い違いに積み上げるのです。上記のTweetの写真の場合だと、白のクロネコボックスは5本積み。茶色で積み上がっているのは6本積みです。
単純に積み重ねただけですと4箱5箱が精々ですが、この積み方なら床が抜けない限り天井まで届きます。
それと、ダンボールに詰める際も、5冊おきくらいに背と腹を入れ替えましょう。
背を揃えて平で詰めていくと、背の方が高くなってしまうため、箱の中であってもバランスが悪くなります。
ダンボール自体は紙なので、しっかり詰まっていないと角が潰れ、バランスが悪くなり、最悪崩れます。
互い違いにする。基本です。5冊おきだと数えやすいですしね。
■引っ越し業者
PCやら生活用品は第一弾で引っ越し済みなので、上記の194箱というのは漫画とその他特典やペーパーなどで194箱。
もう少し正確に書きますと、
A4サイズ:65箱
B4サイズ(クロネコ10号):108箱
A3サイズ(クロネコ12号):4箱
その他amazon箱など:17箱
こちらを引越し業者さんに依頼して運んでもらいました。
箱詰めしないままだとどれくらいの量になるのかピンとこないため、引っ越し第一弾が完了し、ダンボール箱詰めがある程度完了したタイミングで見積もりをお願いしました。
退去の日付まであまりないことで、スケジュール的に事前の下見から見積作成ができなかったため、ざっくり段ボール箱の数をお伝えして、見積もっていただきましたが、事前にもっと見積依頼を複数社に投げるなどすることで、コストを抑えることも出来たかもしれません。
1週間前に依頼するとか、鬼畜ですね。おにちく。
それでもダンボール箱200箱近くを運ぶだけ、とかはあまり例がないようで、見積もりしにくそうな感触でしたが。
8月10日引越し当日、16時過ぎごろに業者さんが運び出しを開始しましたが、正直に言ってあまり良い対応だとは思いませんでした。
「詰まっていない箱には(ペコ)と書いているので、その箱の上には箱を積まないでください」ということを伝えたのにもかかわらず、新居へ運び入れるときにはベコベコだったり。
5本積みなどで積んだ方が良いのは明白なのに、4箱5箱のタワーを幾つも作って「これじゃ置くスペースないわ」とか言い出したり。結局自分で5本積みに積み直しました。(組んで積む方法はフォーマットバラバラが基本の引越し業者さんからすると使う機会がないのでしょう)
明らかに落とした形跡(箱が凹み、閉じていたガムテープが切れている)があるのに特に報告はなく。
実はその日は台風が接近中で、強い風に加え、通り雨のように降りだすこともあったのですが、小さく屋根が突き出したスペースにダンボールを積み上げ始め、
「風強いんですからそこ置かれたら濡れるじゃないですか」と言うと、
「いや、階段が辛いんで。そこなら濡れないですよ」
「風強いって言ってんですよ。吹き込んできてるじゃないですか」
と、まぁこんな感じ。ちょっとがっかりでした。
5人のスタッフに来ていただき、3時間で積み込み・移動・積み下ろしを行ってもらい、5万円ちょうど。
一人暮らしの引っ越しとは思えないスタッフの多さですが、こうでないと積み込み・搬入はもっと時間がかかってしまっていただろうな、と思うので、値段的には妥当かもしれません。
仕事っぷりは雑そのものですが、しっかり利益に落としこむには短時間で完了させなければいけない背景があったと思うので、仕方がない部分もあるのでしょう。そう思うことにします。
ただ大切な大切な本たち。丁寧に運んで欲しかったな。
■不要品廃棄
本棚を新調した関係で、一般ごみでは出せない不要品がたくさん出ました。
引越し業者さんに持って行ってもらうのが楽だろうと思っていましたが、廃棄品の大きさから見積もってもらうと、6万円を超えるということでしたので、不要品引取業者さんを当たりました。
くらしのマーケットを使って、2万円で軽トラック1台分不要品積み放題!という業者さんを見つけ、予約をしました。
不要品は下記。
洗濯機 | ベランダ運用をしていたらボロボロになった |
本棚 | 先に書いたとおり新調するため。幅120cm、高さ180cmが3台。幅60cm、高さ180cmが1台 |
カラーボックス | A5サイズコミック・同人誌を収納するよう |
布団 | かびくさい |
PCデスク・チェア | 残しても良かったが、そう使う頻度が多くないため廃棄 |
デスクトップPC | 貰ったもの。いくつかのパーツは採取済み |
モニタ | 24インチのモニタ。 |
その他 | なんか適当な不要品 |
軽トラック1台分ですが、150kg超過分は1kg当たり150円追加料金が発生。
本棚1台で35kgありましたので、洗濯機と合わせて軽く超過。結局50kg追加で27000円で引き取ってくれました。(端数の500円はオマケしてくれた)
■コスト
クロネコボックス10号@184円*55枚=10,120円
アースダンボールA4サイズ40枚:4,719円(送料・税込み)
アースダンボールA4サイズ30枚:3,702円(送料・税込み)
布ガムテープ:@235円*5本=1,175円
レンタカー代:10,800円
ガソリン代:2,500円
お食事代:5,000円
引越し代:50,000円
不要品回収代:27,000円
合計:119,216円思った以上に高くついた気がします。
■まとめ
実はまだ本棚に本を入れられていません。これからです。
コミケ直前でしたし。仕方がないですよね。仕方がないです。
というわけで、ニッチなニッチな体験記になったと思います。
需要があったかどうかあるのかどうか判りませんし、あまり効率のよい手段を取っていませんので、参考にならないような気がしてなりません。
ただまぁ残しておくことで、次回の引っ越しはもっと上手くやれることでしょう。
…きっと。
■余談
引越し先を選定するにあたって譲れないのが帰宅途中に漫画専門書店に立ち寄れることを絶対条件にしました。
新宿池袋もしくは秋葉原を経由するか、或いはその駅を最寄りとするか。
それまで住んでいたのは池袋で、徒歩圏内に書店がワンサカあるのでこの上なく便利で本好きにはたまらない環境でした。
リブロで複製原画見てジュンク堂でサイン会の整理券を貰い、ゲーマーズアニメイトとらのあなで新刊を買い、芳林堂コミックプラザでのんびりと面白そうな漫画がないか眺める。至福ですね。今思い返してもなんて幸せだったんだと。
部屋を拡張するのにあたっては、池袋を離れなければ家賃としては厳しい状況になってしまうため、ここを幾分か諦めることにしたのです。
まぁ選定に関しては2月くらいにも引っ越しを検討した際に紆余曲折もあって、結果、秋葉原を経由することにしたのですが、正直「引越しノウハウ」という趣旨からは外れるので、ここまでにしておきます。ただ本が好きアピールがしたかっただけなんです。だけなんです。
■余談その2 2014-08-19 01:10追記
第一弾引越し前に行った、一般ごみで捨てられるものをと、捨てた不要な雑誌。
これも5本積みで積んでます。
中段あたりの一束の高さが違っているので少し危うい積み方になっちゃっていますね。
朝イチでこれを部屋からゴミ捨て場まで15往復して廃棄したのですが、出勤時にはなくなっており、音もなく回収した業者さんスゲェと思ったものです。
はい。以上。余談でした。