2007年03月25日

▲「ひだまりスケッチ ようこそひだまり荘へ」 日暮茶坊著 芳文社

hidamari_book.JPG ▲「ひだまりスケッチ ようこそひだまり荘へ」 日暮茶坊著 芳文社


 芳文社KR文庫第一弾

 4コマ漫画を小説化という珍しいメディア展開
 4ページごとにオチをつけたりするのか
 と思った方も少しは居るかもしれません


27日に「ひだまりスケッチブック」と同時発売かと思っていましたが
文庫は書籍扱いになるため、流通の違いによって土曜には店頭に並んでしまっていました
※どーゆーことか知りたい方は追記を参照ください

作者は日暮茶坊さん
今までにもゲームや漫画の小説化を行っていらっしゃいます


内容としてはショートストーリーを4つという形でした

序章から始まり、
ゆのが引っ越してくる日の話、
課題に関する話、
吉野屋先生の話、
一人のお客さんを迎えての話、
終章

原作で出たエピソードを絡めつつ、基本的にひだまり荘でのゆの達の日常を描いています

雰囲気なども原作のままな上、設定も踏襲
それだけではなく、まだ原作では出ていない設定まで登場していました

アニメでは言葉のみ登場した沙英さんのペンネーム「たちばなあや」
漢字では「橘文」書くそうです

これは蒼樹うめさんからの聞き取り調査によるものとのこと。


尚、4月には第二弾
湖西晶さん「かみさまのいうとおり!」がノベライズ
作者は神代いづみさん
鼻血まみれの内容になるのでしょうか





書籍扱いと雑誌扱いとの流通の違いとは

ご存知の方も多いとは思いますが、なんとなく書きたくなったので書きます。

漫画読みに関わる本というのは大抵2種類あります
雑誌扱いのコミックと書籍扱いのコミック です

殆どのコミックは雑誌扱いですが、発売一覧などをよく見ていると書籍扱いのコミックというものも存在することが見て取れると思います

角川書店の少年エース系やエンターブレインのものが主にそうですね

ではそれぞれの違いとは

雑誌扱い
そのまんまです。雑誌と同じ扱いを受けます
雑誌は必ず、発売日以降に店頭に並べられます。
これは書店と出版社の間に入る卸業者「取次ぎ」による取り決めです
書店は発売日より早く雑誌扱いの本を店頭に並べると取次ぎに怒られます
ただ怒られるだけなら良いのですが、本を卸してくれなくなったりするため
書店はきっちりこの取り決めを守ります

しかし「早売り」というものもあります
ジャンプが土曜に売ってたりする店、稀にありますよね
そういったものは、大抵取り次ぎ直営の店や取次ぎの目の届かない店がやっていたりします
また、人気コミックは取次ぎが一日早く出荷します
何故なら数が多くて取次ぎの倉庫が狭くなるから
なんてわがままなのでしょう


書籍扱い
雑誌扱いとは違い、発売日を守れとは言われていません
書店は入荷したら即、並べます


簡単にまとめると、雑誌扱いは原則、発売日を守る。書籍扱いはその限りではない。
ということです
posted by 花 at 23:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ▲その他購入履歴 | 更新情報をチェックする
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