2013年06月14日

雰囲気で判る、何も判らない雰囲気 - 6月17日発売 田丸さとさん「ぶんぶくかまのめし」2巻 発売前レビュー

■田丸さとさん「ぶんぶくかまのめし」2巻

ゆるふわ日常系4コマとかそんな生ぬるいもんじゃねぇ。
何の気合も入らない、だらけっぷりが感染してしまうゆるみっぷり。
もうこれは日常系なのかシュール系なのかなんなのか。
判らないけど、何も考えずに力が抜けていく癒し4コマ。いや、癒しなのかも判らない4コマ。


うめてんてーのへちょ顔以上にへちょい顔。キリッとした表情との落差が非常に激しい。
その上で流れるシュールのようでいて違う、和む雰囲気。
このギャップ。この緩さは唯一無二。田丸さとさんにしか出来無い所業。
そう思わずに入られません。

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違う…ッ。
この部分だけ抜き出しても、この作品の雰囲気は伝わらない…ッ

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ああッ ここでもない…ッ!


江梨子はぽけっとしてるようで鋭い何かを放り込んでくるので気が抜けないし料理の腕前は数値化不可能。
江梨子の弟の草太は、苦労が絶えないツッコミ気質。でも周りの強者には勝てない弱者。不憫。
俊ちゃんはなぜ今家政夫をしているのかが判らない謎な人。
隣人で俊ちゃんの友人(?)のアレクシは理解できない芸術家。要するに変な人。
アレクシの妹リーズはぽやっとしてて可愛い。

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リーズは可愛い

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可愛いのが悪い。(わるくないよっ)

2巻では江梨子のクラスメイトも登場します。
クール系美少女かと思いきや残念な夕ちゃん。でも可愛い。
珠ちゃんは不思議系っぽいけど毒舌系。
サエちゃんは元気だけどお馬鹿。

うん、江梨子の友人たちのほうがまだまともだ!


わけの判らない天然っぷりを発揮してくれる仲間たちに囲まれて、草太は楽しそうってことは……ないな。うん、ない。

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最終回に至っても、こんなノリのままですし、余韻も何もない、なんともいつも通りすぎる終わり方。
決めることを決めた俊ちゃんがどこかに行ってしまっても、いつも通りの最終回。
そういえば、1話目でも母親が仕事で海外に行くということに対して、特に動じずいつも通りの出勤を見送るようだった江梨子たち。今思うと、これも最終回に向けての伏線っぽいなにかだったりしたのかもしれません。あ、穿ちすぎですか。そうですね。
しかしながら最終回までこの空気を貫き通したのは、やはり田丸さとさんだからこそ。

何か物語があるわけでもなく、日常モノとしてもこの何でもなさというか、ワンシーンを切り取りすぎというか、ほんの5分間の出来事を6P44コマの中で描くゆっくりさを、果たしてなんと表せば良いのか私にはまったく判りません。ええと、超日常?


判りますか。この判らない雰囲気。
こんな空気感が伝わればいいなと思うのですが、何も判らない状態なので、伝わりきれたか判りません。
判らないけれども、まったりゆったりのんびりとした雰囲気は感じることはできますし、のんべんだらりとした、ひねもすのたりとした雰囲気を楽しむことができる。そう、日常4コマとかではなく、言わば癒し4コマ。和み4コマ。そんな作品。たぶん。
判らないなりに読んでみて、判らないということが判ればそれでいいんじゃないかな!(強引に締める

田丸さとさん「ぶんぶくかまのめし」2巻は6月17日発売!


ちなみに、田丸さとさんのもう一つの連載作品「めくるめく」4巻も完結巻で、来月7月13日に発売予定です。


posted by 花 at 17:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 発売前レビュー | 更新情報をチェックする
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