2013年05月24日

魔法で作られたものは本物にはならない - 5月27日 七葉なばさん「となりの魔法少女」1巻 発売前レビュー

■七葉なばさん「となりの魔法少女」1巻

ぼっちの彼女は魔法使い!?
少し重いテーマで描かれる「魔法」の物語。



高校入学したばかりのあき。実は彼女、魔法が使えるんです。
指先をくるっと一振りするだけで、空をとぶことも物を動かすことも瞬間移動も、思うがまま。

だが、自らが願い祈ることはなんでも叶えられるにもかかわらず、彼女は友達を作らない。
何故なら自分にはその資格が無いから、と彼女は言う。

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1話目から重い。重いよ魔法少女!

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こんな展開も起きないよ魔法少女!

20130525-03.jpgそんな彼女の存在を気にかける普通大好き心優しき普通少女の圭。
うん、普通大事。いいね普通!


20130525-04.jpg科学に犠牲は付き物です。理屈少女の茜。
いいね理系!理屈っぽいのは話の説得力としても役立つし!(そこかよ


ちょっと変わった二人とぶつかり交わり、魔法少女の心も変わる。変わったかに思われる。
「魔法」をテーマにした少し不思議な友情物語。


地味と思うかもしれません。実際、絵柄は地味目です。
ですが、「魔法で作られたものは本物にはならない」ということを全体のテーマとして描かれ、作品にブレがありません。

20130525-06.jpg各話の最初の1本がモノローグから始まるスタイルも、物語の真剣さを読者に伝えてきます。
彼女たちは今を真剣に生きる女子高生なのですから。
圭は普通少女らしく普通の女子高生生活を。
茜は理屈少女らしく、自らの知的好奇心からの本能に忠実に。その本能の奥に隠された真実も。
そして魔法少女たるあきは、初めて出来た本当の友達と一緒にいたいと悩み、手放したくない嫌われたくないと思う。
そう思って取った行動は果たして。


魔法少女だって間違いを犯すこともある。
友達とは何か、魔法でできることは何か、そして命、生きることは。

非日常の「魔法」と、重いテーマで描かれてはいますが、この「となりの魔法少女」は、ごく普通の一人の女子高生のお話です。
切なく悲しいエピソードと、それを乗り越える一人の女子高生の物語。


七葉なばさん「となりの魔法少女」1巻は5月27日発売!


posted by 花 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 発売前レビュー | 更新情報をチェックする
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