2005年01月21日

■「AQUA」全2巻 + 「ARIA」1〜6巻 天野こずえ著 マッグガーデン

ARIA.JPGAQUA

バイト先の本屋に入っていた最新刊をパラパラッと見て、これは!と思った作品
「AQUA」と「ARIA」は同じ流れの作品なので一緒くたに行きます(ぇ

火星に惑星地球化改造計画が行われてから、150年後の世界 A.D.2301年
極冠部の氷の予想以上の融解により、地表の9割以上が海に覆われた火星は「AQUA」と呼ばれるほどの水の惑星になっていた
そのAQUAの街 ネオ・ヴェネツィアには「水先案内人-ウンディーネ-」と呼ばれる観光客専門の舟の漕ぎ手を生業としている人たちが居る
地球からやってきた水無灯里は一人前の水先案内人を目指しARIAカンパニーで修行をしている

AQUAの独特で綺麗な情景
灯里の前向きに努力する姿
ゆったりした雰囲気なんか▽「ヨコハマ買い出し紀行」1〜12巻 芦奈野ひとし著 講談社に似ていますね
読んでいて気持ちの良い作品。これはオススメ!

もみ子
うはは 凄いもみあげ!!
すぐさまコレが思い浮かんださ!
▽「三者三葉」第1巻 荒井チェリー著 芳文社より
もみあげ
姫カット!!(笑)

ところで惑星地球化改造計画─テラフォーミング─についてですが
計画の全貌としては
まず、宇宙船で火星に行くことができるようになり、宇宙船で、気温が低くても酸素濃度が薄くても十分耐えることのできる植物の種を運び、火星の表面に大量にバラ撒きます。
上手く植物が成長すればあとはひたすら待つことで、植物の活動により酸素が作り出され、火星の大気を濃くします。
大気が濃くなれば温室効果で大気の温度も上昇。すると火星の地下で氷となっていた水分が溶け出し、火星上に水が復活するようになる。
地球と同じように緑が生い茂る水の惑星になる。というわけです。

はっきり言うと150年やそこらでは不可能な計画──1000年以上かかるでしょう(笑)
地球でも光合成が始まって生物が地上に出られるくらい酸素濃度が濃くなるまで数億年かかったくらいですしね(20億年くらい?)
なにかしら凄い技術があるんでしょーか 酸素生成装置とか?(ぉ
あ でも火星の磁場が強くないとせっかく作った大気も太陽風に流されてしまうかも!?
そのあたりは火炎之番人-サラマンダー-や地重管理人-ノーム-が管理しているのでしょうかね

地重管理人-ノーム- のくだりもしっかり相対性理論に則った面白いものでした
巨大質量を回転させることで重力を制御するという「重力石」
▽「破壊魔定光」1〜10巻 中平正彦著 集英社に登場する「アクティヴ・デバイス」と同じ原理ですね
アクティヴ・デバイスは回転を止めると重力崩壊してブラックホールになるほど巨大質量ですが!

しっかりとSFしてるんだなと実感。
それでいて秀麗なファンタジー情景
素晴らしいですね

関連BLOG内リンク
■「ヨコハマ買い出し紀行」第12巻 芦奈野ひとし著 講談社
▽「ヨコハマ買い出し紀行」1〜11巻 芦奈野ひとし著 講談社
posted by 花 at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ■マッグガーデン | 更新情報をチェックする
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